02→双子登場

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「ぃ――なょ―――起きなよ!!」 耳元でした馬鹿でかい声に目を覚ました 「Σ!!」 「やっと起きた」 「全く…人の家壊しといて寝てるなんていい度胸だよね」 目の前には二人の隻眼の美青年 「ここ…」 傷ひとつなく家の床に転がっている俺 上を見上げても俺が落ちてきたような暗闇はどこにもない どうなってんだ… 「ここは僕達の家の中」 「中なのに空が見える」 「「これがどういう意味か分かる?」」 不愉快そうに俺を取り囲む二人 この雰囲気はやばいだろ 話逸らさなきゃ 「よく見たらお前ら顔そっくりだな、双子か?」 「‥‥そうだけど」 「君、僕達の話聞いてた?」 不機嫌そうに右目が隠れてる青年が俺を睨む ああ、失敗か… これは素直になった方が良さそうだな
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