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「ぃ――なょ―――起きなよ!!」
耳元でした馬鹿でかい声に目を覚ました
「Σ!!」
「やっと起きた」
「全く…人の家壊しといて寝てるなんていい度胸だよね」
目の前には二人の隻眼の美青年
「ここ…」
傷ひとつなく家の床に転がっている俺
上を見上げても俺が落ちてきたような暗闇はどこにもない
どうなってんだ…
「ここは僕達の家の中」
「中なのに空が見える」
「「これがどういう意味か分かる?」」
不愉快そうに俺を取り囲む二人
この雰囲気はやばいだろ
話逸らさなきゃ
「よく見たらお前ら顔そっくりだな、双子か?」
「‥‥そうだけど」
「君、僕達の話聞いてた?」
不機嫌そうに右目が隠れてる青年が俺を睨む
ああ、失敗か…
これは素直になった方が良さそうだな
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