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『はい、すばるくん。今日もお疲れさま。』
もともと得意やなかった
コーヒーが
飲めるようになったのも
こいつのを飲んでから。
「あー、やっぱ美味いわ」
そう言った俺の顔を
幸せそうにみつめるこいつは
俺より年下のくせに
穏やかで暖かい。
そんなこいつに
惹かれている
そう気付くのに長い時間は
かからなかった。
ただ、俺は男でこいつも男。
気付いた気持ちへの戸惑い。
叶う見込みもないこの恋。
それをどうすることも出来ずに
この店に通い続け
戸惑い以上の気持ちを抱き
叶うはずないと分かりながらも
こいつとの関わりを求めて
日々、少しでも深い関係に
なれるように願っている。
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