序章《永遠の炎》

16/17
前へ
/185ページ
次へ
こんな……。 すべてが罪で塗り固められた世界で―― 生きていたくなどない……。 血溜まりで呻く私の願いを主が聞きいれたのか、向こうから狂気の笑みを湛えた「私の死」が、ゆっくりと近づいてきた。 血と罪に穢れた剣が、今の私にとって唯一の救いだとは、何という皮肉だろう……。
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!

206人が本棚に入れています
本棚に追加