終わりなき世界
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放課後の学園独特の音に耳を傾けながら、俺は虚ろな月をじっと見つめる。 グラウンドからは野球部員たちの声。 部員のかけ声の途中、小気味よい金属バットの打球音が響いた。 遠くから、吹奏楽部の練習の音色も聞こえてくる。 静かな放課後でも、様々な音が校舎を彩っている。 やがて……虚ろな月に吸い込まれるようにして、現実の音が遠くなっていく。 俺は、そのまま曖昧な心地で、じっと月を見つめ続けていた……。
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