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｢じゃあいいや…｣
会長が起き上がってソファに座りなおした。
じゃあいいって…。
｢……｣
あたしも恐る恐るソファーから起き上がった。
ポタ…
｢あれ？｣
｢っ!!血が出てる…！｣
破片できったみたい…。
でもかすり傷…。
｢大丈夫か!?｣
会長が焦ったようにあたしの側にくる。
ボタボタ…
｢って、会長こそ血!!｣
｢…は？｣
あたしより重症じゃ…!!
会長は自分の頭からテンポよく流れおちる血を数秒みつめると、
｢…包帯巻く｣
と言って立ち上がった。
｢ちゃんと巻かなきゃ悪化しますよ!!｣
｢じゃあ巻いて｣
｢え、あ…、ハイ｣
…あたしは成り行き上、包帯を巻くのを任されてしまった。
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くるくる…
あれ？あたし何やってるの？
今なにされてたっけ？
襲われてなかったっけ!?
｢上手いね…｣
｢あ、中学のとき剣道部のマネージャーしてて…｣
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