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「"つく"…?」
あたしが首を横に傾けると、スズがプッと吹き出してあたしの腕を揺らした。
「あのね、サメさんは今までずっとあたし達の保護者を担ってくれてたの。高校生組には大人のチームが1つつくのが決まりで、そのチームが毎年鮫島組だったんだけど…」
スズが残念そうに目を伏せた。
「マジかよ…」
リクトが落ち込んだように肩を落とした。
「ワハハ、大丈夫だって。お前らには別の組がつくはずだし、永遠に会えねぇワケじゃねぇんだからよ」
サメさんはリクトの肩をバシバシと叩くと、"じゃあな"と手を振り次の部屋へと向かっていった。
「リクデレすぎ~☆」
楓くんがリクトの背中にドンッと抱き着いた。
「…はぁ?意味分かんねぇよ」
リクトが楓くんの額をビシッと弾いたとき。
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