17492人が本棚に入れています
本棚に追加
/1733ページ
な、なんかやだなぁ…。
そりゃあ皆が人気あるのは分かるけどさ…
「う~…」
「皆に触らないでって言ってみたら?」
ニーナが唸るあたしを見てクスッと吹き出した。
「い、言えるわけないじゃんか!!それに別にいいんじゃない??皆だってあたしと違うセクシーで綺麗なお姉さんたちに囲まれてデレデレしてるんだし」
う…。
…なんか自分で言って傷付くなぁ。
そう思ってため息をはいたとき。
「―さくら」
「!?」
リクトがお姉さん達に囲まれながら首だけをあたしの方へ向けた。
「何か俺達に言いたいことあんじゃねぇの?」
意地悪そうに笑いながらそう言うリクト。
「俺はさくらちゃんが言うことならなんでも聞くけどなぁ?」
「僕もっ。さくらちゃんが一番だから」
今日太さんと楓くんが微笑みながらあたしを見つめた。
「言いたい事があるならはっきり言え」
「そうだよ。早目に言っておいた方がいいんじゃない??」
龍と愁弥さんまで…。
ズルいなぁ…。
もう皆気付いてるんだ、あたしの気持ちに。
最初のコメントを投稿しよう!