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「ひほがなひゃ!!」
私の名前は山川 亜子、藍蘭高校2年A組、現在朝食の食パンを食べながら登校中!!
「ハァ、ハァ、ハァ!ま、間に合った~」
〈ドアが閉まります、ご注意ください〉
プシュー、バタンッ、ガタンガタン、ガタンガタン
「さすがに登校初日に遅刻はね~!!」
と、独り言を呟く私
モゾモゾッ
「ヒッ!!」
突如お尻を触られた私
〈何!?ちっ痴漢!!〉
モゾモゾ モゾモゾ
痴漢はさらにエスカレートしていく
〈だッ、誰か!助けて!〉
私は心の中で叫ぶが周りにはなにも聞こえない…と……その時!!
「オイ!彼女から手を離せ!」
〈エッ!!〉
振り返ると私と同じ歳の男性が痴漢と思われる男の肩を掴んでいた
「しっ失礼な!!私は何も!」
必死にいい訳する痴漢を彼は冷めた目で見て
「ほう、あくまでも白を切るか」
彼はそう言って痴漢の腕を捻り上げた
「並ば体に聞くしか無いな!」
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