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花屋で何気なくサボテンを買ったのだが…
サボテンに目ある…
「おーい」とか声が聞こえる…
うん…気のせいだ…サボテンが喋るわけがない。
ほら、あそこに居る人達の声が聞こえたんだ。
目に見えるのも汚れで気にする事はない。
「ねぇ~ねえってば、ボクを無視しないでよぉ」
「あれ?やっぱりサボテンの声?わぁ元気なサボテ・・・・・・って
喋るサボテンがいるわけないだろうがァァァ」
「よかったぁ、ボクの声やっと聞こえたんだねぇ」
モゾモゾと動くサボテン
パチパチと瞬きする目…
動く口・・・・生きてる?
「ははは…何?これドッキリ?
分かってるぞ…ドッキリマイクはどこだァァァァ」
サボテンを上下に振った
「うぇ~ん、ヤメテ怖いよぉ」
泣き出した…涙も出ている…
どんなに待っても
「ドッキリ成功」の言葉も聞こえない…
青空だった空も今は夕焼け空…
あぁ…夢なら覚めてくれ…
ボテンとの出会いは突然に…
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