第一話

2/5
前へ
/55ページ
次へ
「よいしょ」 重たい籠を持ち上げ外に出る。 パンッと音をたて物干し竿に洋服を干していく。 「はぁー終わった」 背伸びをすると空になって軽くなった籠を持ち、また家の中に入った。 私は1ヶ月、物足りないと感じながら過ごしていた。 だけど、あれいらい、私は――… 「おっ?」 部屋の掃除をしている時に、床に落ちている物を見つけた。 手に取って見てみると―… 「っ――!!」 頭に色んなものがよぎった。 「また…これ……」 頭を押さえ息を吐く。 そして直ぐタンスの引き出しにしまった。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

427人が本棚に入れています
本棚に追加