第二話

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「んんっ――…」 ゆっくりと目を開けてみる。 青葉が風で揺れている。 空が見えた。 「あっれー?」 可笑しいな、私は屋上から落ちたはずだが… 背中にごつごつとした感じが伝わり痛い。 「大きい岩だな」 べしっ と一回叩いてみた。 勿論、手が痛い。 辺りをぐるりと見渡してみる。 何処だよ此処は 「見知らぬ場所」 取り敢えず1人で納得した。 さて…どうしようか……;; 今さら落ち込んできた 私はもう一度岩に寝転んだ。 「何か…安心する。懐かしいような…感じが、でも知らない場所」 私は頭を捻った。 何も分からない! その時急にお腹が鳴った。 「昼御飯食べてなかった…//」 お腹をさすりため息をついた。 「歌でも歌って気をそらすか」 上半身だけを起こして息を吸った。
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