閉ざした心

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「日向ちゃん、何も心配せんでええよ。智美が死んで辛いかもしれんけど、おじさん達が一緒におったるでな。」 大好きだったママが死んだ。 幼い頃、パパも失った わたしは一人ぼっち。 一人ぼっちの わたしは大阪の親戚に預けられることになった。 おじさんは「心配しなくてもいい」と言ってくれたけれど、   そんな言葉は嘘っぽく聞こえたし。 新しい学校も、 おばさんも、 従姉妹の千絵ちゃんも、 わたしのことを噂する近所の人たちも みんな 嫌いになりそうだった。
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