あえる。

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あえる。

ぽかぽか春の陽気。 雪解け流れる水は 心を通り、涙を洗う。 冷たいそれは、 少しずつ暖められて、 口笛を吹く。 芽生えたばかりの二葉の緑。 泣いてばかりの跳べない小鳥。 ゴツゴツした大きな岩にしがみつく丸い小石。 生まれたばかりの「それ」は、 初めて出会うことを覚えた。 生まれたばかりの「それ」は、 改めて別れることを理解した。 分かりあえるのなら。 それも自分の人生なんだろうと。 これからも、 少しでもキミの中にいれたらいいな。 辿り着くのは、どこなんだろう。
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