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夏は途方に暮れながらとりあえずとってくれた部屋に向かい、ベッドに大の字になってため息をつく。
「はぁー…なんで予約されてないの?お金もあんまり残ってないし…明日にいにの所に行けばなんとかなるよね?」
誰もいない部屋でぼそぼそと独り言のようにボヤキ始める。
『それにしても腹が立つ…あのサイテー男め…噂がサイテーならプライベートもサイテーなんだから!今度会ったら…!!』
「あぁー!もぉー!!」
夏はさっきの事を思い出し、枕を天井に投げつけた。
ボンッ
「痛っ!」
当然寝ている夏の顔面に直撃した。
「もー…物投げる癖治らないかな…?」
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