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「ついたよ、ついたよ!」 少女は興奮ぎみに銀時に言った 頂上はとくに何かあるわけじゃないが雲一つない空と江戸の町が一望できた 「何もないじゃん」 銀時は側にあった木にもたれかかり言った 「景色が綺麗じゃない!雲一つない空に江戸の町ーこの景色を銀時に見せたかったんだ!」 「ふーん…、雲一つない空なんていつでも見れるじゃん」 「でも江戸を一望できないでしょ?それにー当たり前の景色を違う視点からまた見れるなんてあぁ平和だなぁ幸せだなぁって思わない?」 風が少女の栗色の髪をなびかせている 景色を見る少女の姿は美しかった 「今度は皆も連れてここに行こうね」 「…最初からそうすりゃよかったじゃねーか、何で最初は俺だけなんだよ」
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