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ロイス「えー、タケル様。これはグレイトヘヴィストロングドラゴンと言いまして、特に地面系の魔法を得手とするタイプでございます」
……強そうですね。名前だけでも。
タケル「ッてか後ろ後ろ!」
いつの間にかグレイトヘヴィ、…えーと、……あー、…とにかくドラゴンがロイスの後ろにせまっていました。あぎとがひらかれ、口の中まで見えます。
この大きさですと…ロイスは丸飲みですかね?
さて、そんな状況でロイスは、
ロイス「邪魔。」
ズドゴン!
ドラゴンの鼻っ柱に一撃。いきなりドラゴン瀕死です。
タケル「強っ!」
ロイス「このドラゴンには面白い習性がありまして、まず主食は鉱物であり………」
タケルはピクピク痙攣するドラゴンが気になって仕方がないようです。
ロイス「ですから…っと、どうしましたタケル様?」
タケル「いや…このドラゴンどうするのかなー、と」
ロイス「ああ、忘れるところでした。タケル様はい、これを」
差し出したのは、刃の装飾がとても美しいダガー。
ロイス「それをドラゴンに突き刺してください。どこでもいいですよ。」
タケル「こ、こう?」
ズブッ
タケルは、……えーっと、グレ…あーともかくドラゴンに1のダメージを与えた。
ドラゴン(でもういいや)は息絶えた。
トゥルットゥトゥーン
タケルのLVが100上がった!
タケル「100?!」
だってあれ本来なら裏ボスですから。
タケル「裏ボス一撃で倒すってロイスは一体……何者?!」
あなたの部下でしょう……一応。
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