プロローグ

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「マイケル! そこのソース取ってちょうだい?」 「わかったよ、マミー Here you are!」 「ありがとうっ… …て、これは醤油じゃない?!」 ―― ―――――― ―――――――――― 「……夢か……」 おはよう。 俺の名前は二ノ宮 涼だ。 何故か俺はこの物語の主人公らしい…… 昨日、『あなたは主人公です』ってゴシック体で書かれた手紙が届いたから間違いない。 ……とは言ってもだ。 俺にはこれといって特徴が無い。 どこぞやの主人公みたいに幽霊が見えるわけでもないし、身体の中に尻尾が九本生えている狐を飼ってるわけでもない。 ましてや身体がゴムみたいに伸びる、超人的肉体の持ち主でもない。 それなのに いきなり主人公って言われてもな… ……護る人がいるから… …俺はお前より強いんだ…! ……主人公ってこんな感じ?
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