プロローグ

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そんな事を考えても仕方が無いので、まだ半開きの目を擦りベッドから出た。 …が、 想像以上の眠たさだったので二度寝を決行した。 なんせ今日は休日だからな。 「涼~、姫~! 朝ご飯出来たわよ~!」 …母さんだ…… …どうやら朝ご飯が出来たらしい。 …面倒だから無視しよう。 ちなみに姫というのは俺より一年上の姉で、弟の俺から見ても綺麗すぎるほど綺麗だ。 たまに本当に兄弟か?って思う時があるけど、近所の方々には 『顔そっくりね~』 ってよく言われる。 俺の方は全然 美形じゃないと思うんだけどな… まぁ性格は似てる方だと思う。 面倒臭さがりやなとことか。 今だって母さんに呼ばれてるのに姉さんは自室から出て来る気配すら無い。 俺もだけどさ… まぁいいや。 俺はまた夢を見るとするよ。 待ってろよ、マイケル。 「早く降りて来い!糞餓鬼ども!!」 ごめん、マイケル… 俺は命が惜しいよ。
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