人生をモナリザの絵に例えると

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人間は 生まれた時は 希望や夢に満ちあふれ 前途洋々で 例えるなら 純粋無垢で 真っ白なシーツ みたいなもの かもしれない そこに いろんな出来事が 起きて いろんな 体験や経験をして いくつもの染みが出来て 悩んだり 苦しんだり 罪の気持ちに 押し潰されそうな人は その染みを 洗い流す事や 上塗りして そばかすを 隠すように隠してみたり そんな事ばっかりに 夢中になったり やっきになったり 執着したり 意地を張ったり 無駄なエネルギーを 使ってみたり でも あのモナリザの絵でさえ 一点を見ただけでは ただの染みの一つ はかなくも有り 邪魔でもあるけど 一つでも欠けたら モナリザには なりません 人生は最後まで 何が描けるのか わからない人もいるし 自分を振り返って 自分が書いた絵に 涙する人もいるし 一つとして 同じ絵は無いんだから なかなか 面白いものですよ ただ一つ 誰にでも言える事は 若いうちは 白い部分の面積が 広いほど まだまだ夢があって 楽しいものですが 人生の半分を過ぎると その白さが やらなかった後悔に 変わり 白い所が虫食いのように 虚しく 感じるものですから 気をつけて下さいね~ それと 自分から染め上げても 誰かに 塗り付けられても その人その人の持つ 魂の本質は 何一つ変わりませんから 安心して下さいね シーツが木綿の人は 木綿のまんまだし 絹の人は 絹のまんまですから
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