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机の上には逮捕状が一枚置いてあった。
名前は俺の名前だった。
一瞬パニックになりかなりテンパった。
色んな事をしていたので、何に対する逮捕状か全く分からなかった。
椅子に座り担当の刑事を待った。刑事が車でほんの数分だったが俺はその間に何人かにメールを送った。
「やばい。パクられた」
たったこれだけだったがこの時、俺が打てる精一杯のメールだった。
数分経つと担当の刑事が入ってきた。
後ろには若い刑事が二人。
1人は縄付きの手錠を持っていた。
担当の刑事が対面の椅子に座り逮捕状を淡々と読み始めた。
刑事が読んでいる間、俺は頭の中が真っ白になっていった。
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