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それは七年前…。
旅をしながら修行をしているのであろう親子は尾張にある港で言い合いをしていた。
「おい!!父ちゃん!!!俺の修行はどおすんだよ!!!!」
「父ちゃんぢゃない!!師匠と呼べ!!!!」
「うるせぇー!!!!父ちゃんは父ちゃんだ!!!!」
「…ったく。」
そういうと、父親なのであろう男は息子の頭に手を乗せ、力強く撫でた。
「うっ…いてぇなあ。離せよぉ…。」
息子は満更嫌でもない様子で父親に撫でられている。
「よく聞け、弟子であり最愛の息子よ。俺は少しばかり遠くに行く事になった。しかし危険な場所でな。連れて行く事は出来ないんだ。」
父親は否定が出来ない雰囲気を出し、息子の目を見ながら話しを続ける。
「だからこれからお前は一人で修行して一人で強くなるんだ。」
そう言うと父親は巻物らしき物を息子に手渡した。
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