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何だ?
この不思議な感覚は…
途端に、途切れ途切れに感じていた音の様な声がハッキリ聞こえてきた
それと同時に、脚を止める
「あなたは、………が好きですか?」
「お前は…何が……言いてぇんだ…よ……ッ」
くそ…体力自信ねぇのに走るんじゃなかったな…
何が好きだって?
肝心な所が分かりゃしねぇ
「………を護る為の力は欲しいですか?」
「力…だと……?」
だから、肝心な所をハッキリ言えっての…
「そんな事より…お前は…何者なんだ…?」
「………の…です」
聞こえねーんだよッ!
もっとハッキリ言わんかいッ!
「何だか知らねぇけど…さっさとココから出せ…!」
「あなたが………を護ると言うのなら」
「だから、何を護れって言うんだよ!」
「…秘密です♪」
♪じゃねぇッ!!
取り敢えず、ここは嘘でも承諾しねぇと、どうしようもなさそうだな…
「…分かった、何だか知らねーけど護ってやるよ
だから、その力ってのもよこして、さっさと出せ!」
力を貰うのかって?
貰えるモンは貰っとく、それが俺の口癖だ
「ありがとうございます
それでは、………をお願いし……」
そこで、俺の意識が途切れた
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