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ジリリリリリリリ
目を開けると…そこは、いつもの俺の部屋だった
ジリリリリリリリ
好きなキャラクターのフィギュアがあったり、ポスターがあったりのオタクっぽい部屋
ジリリリリリリリ
…やっぱり夢だったのか、変な夢だな
ジリリリリリリリリリリリリリリ
「うるせぇッ!」
リリリカチッ
…ふぅ、朝飯と弁当作るか
季節は秋
そして俺、つまらない高校生活を送っている透野一斗は現在妹と二人暮らし
早くに事故で両親を亡くし、去年には祖父母が寿命で亡くなった
取り敢えず、親の貯金とかがあるとは言え、アルバイトをしながら生活をしている
祖父母が死んでから分かったが、まさかあんなに貯金があったとは…まぁ、この家も結構デカいしな…バイトしなくてもいいんじゃねーのか?
「おふぁよー…」
「おう、美樹おはよ」
俺が弁当の支度をしていると、パジャマ姿の妹・美樹が眠そうに目を擦りながらリビングにやって来た
髪は茶色で短く片方に纏めてある
サイドテールってやつか
俺の一つ下にもかかわらず背が小さく、ついでに胸も……っと
兄の俺が言うのもアレだが、妹の美樹は可愛い
クラスではとても人気があるらしい…マスコットキャラとして
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