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っていうか、もう学校始まってるのに…。
サボリはいけない。
私は起こすことにした。
「あの、起きてください」
軽く揺さぶってみた。
「んん…。」
美少年の目が開いた。
「だれ…?俺、眠いんだけど…」
「でも、起きないと…。サボリはいけないんですよっ」
「サボリじゃ、ない…。桜、見て…寝てた…だけ」
「…………。」
よーするに、サボリじゃん。
「君もやれば、わかる……」
ぐいっ
「わぁあ!?」
手を引っ張られ、私は桜の下に倒れ込んだ。
「……………。」
たしかに、桜を見てると眠くな……
……って、寝ちゃだめじゃん!!
美少年のペースに流されるところだった。
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