小さな漁港

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『どぞ(^-^)』 『そんなもんまで積んでたのかぁ(笑)いいのか?』 『どうぞ(^-^)』 2人でプルトップ引き上げてゴクゴクと喉を鳴らす 『ふぅ~~~美味いなぁ』 『美味いですね』 おじさんはショウジさん(苗字なのか名前なのかは不明) ビールを飲みながら世間話をしたり漁の話をしているとおじさんの軽トラックとは違う別の軽トラックが港に入ってきた ショウジさんとコンクリートの地べたに座っている真横に来た軽トラックからショウジさんと同じ歳くらいのおじさんが降りてきた 『随分楽しげな事してんでねか』 『なんだ、来たのか?』 『今通りかかったら見えたからよ』 『この兄ちゃんがここでキャンプさせてくれって言うからよ、朝うるせえけどって言ったけんどかまねって言うからいかんべ?』 『かまねべぇ』 そのおじさんはシゲさん(多分名前) シゲさんにもビールを勧めた 『俺ぁ車だからダメだぁ』 『車なんてかまねべぇ、すぐそこなんだから歩いて帰ったらかんべ』 『ダメだダメだぁ、今用足ししたら車置いてくっから』 そう言うなり凄い勢いでバックして行くと方向転換して走り去って行った。 『アレもおもしれ奴だからすぐくんぞ』 それから約1時間 3本目のビールが飲み終わろうとした頃、さっきのおじさんが徒歩で俺と同じように荷物を満載したオフロードバイクのライダーを従えて帰ってきた
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