一章~邂逅~

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俺達は今、縁側でお茶をご馳走になっている。 お茶うめぇwww 賢「いや~和むねぇw」 ル「おいしいのだー♪」 お茶請けに出された煎餅をかじりながらルーミアも上機嫌だ。 霊「気に入ってもらえて何よりだわ」 そう言って霊夢も自分の湯呑みを持ちながら俺の隣に腰掛けた。 俺達は暫く雑談を楽しんだ。 ………ルーミアは終始煎餅をかじっていただけだがwww 霊「ところで賢斗、貴方何か用事があって此処に来たんじゃないの?」 賢「そういやそうだったw茶が美味くてすっかり忘れてたぜwww」 霊夢が若干呆れた顔をしている気がするが気のせいだろう。 賢「此処に来た理由だが…俺に能力があるかを見てもらう為だ」 霊「まぁ外来人が此処に来る理由なんてソレか外界に帰る為かの二択よね」 賢「あと宴会なww」 霊「それもあったわねw」 互いに意味もなく微笑みあう。 さて、そろそろメインイベントを始めますかw 賢「で、だ。悪いが調べて貰えるか?」 霊「ん、いいわよ。それじゃあ手を出しなさい」 そう言って霊夢は手を出すように促してきた。 言われるままに手を差し出す。 すると出した手をおもむろに握り、瞑想を始めた。 うーむ、女の子に手を握られるなんて何時以来だろう…。 確か小学校低学年くらいだったかなぁ…。 あ、ヤバいまた目から汗が…orz 独りで勝手に落ち込んでいると、終わったのか霊夢が手を離し目を開けた。 霊「貴方の能力が判ったわ…ってなんで泣いてるのよ?」 賢「いや、自分の人生に軽く絶望しかけてなw」 霊「何があったのよ…まぁ良いわ。それで能力なんだけど、どうやら二つ有るみたいね」 なん………だと……? 賢「え、それマジで言ってるの?」 霊「嘘ついて何になるのよ」 賢「ですよねーwww」 霊「まぁ一つは開花してるけど、もう一つがイマイチ掴めないのよね…」 そう言って苦笑いしながら茶を啜る霊夢。 まぁ判らないものは仕方がない。 その内開花するだろうw それより今は判っている方の能力が先だ。 賢「で、霊夢さんや。判っている方の能力は一体どんな能力だい?」 霊「…………聞いても後悔しないでよ?」 え、そんなに酷い能力なの? 賢「それは聞いてみない事にはわからんよw」 霊「それもそうね。良いわ心して聞きなさい。 貴方の能力は… 『自転車を自在に扱う程度の能力』よ」 Ω<な、何だってー!! ~青年大混乱、少女苦笑中~
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