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「妹様?」
「はっ」
「お気付きになられましたか」
目を開けると、すぐ目の前に咲夜の顔があった。
私は久しぶりに咲夜と遊べるからと、少々はしゃぎすぎてしまったようだ。
疲れたのか、いつの間にか寝てしまったらしい。私は膝枕をされていた。
寝心地のいい柔らかな膝に包まれていたせいだろうか、懐かしい夢を見た。
私はしばし、物思いにふける。
「いかがなさいました?」
咲夜が心配そうな瞳でこちらの顔色を窺っている。
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