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「貸して」
と、自分の財布から100円玉を投入し、彼もアームを動かした。
ゆっくりとアームが移動し……
ガタンッ。と音を立てて。
あんぱんは見事、景品口に落ちたのだった。
「やったぁぁ」
彼から食べられない あんぱんを受け取った。
「ありがとうございます! 正悟さん、すごいっ」
「まあね」
と、得意げな顔で笑う彼の笑顔がオマケについてきて。
(……かわいい)
不覚にも頬を赤らめてしまった。
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