~過去の記憶~

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キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン 「は~い。これで授業は終わりです。」 先生がそう言うと生徒達は皆が各々自分なりの休み時間をとる。 「おい!志樹。お前の夢訳わかんねぇよ。」 クラスのいじめっ子達が僕の席に来ていきなりそう言った。 「訳わかんねぇってどういう意味?。」 「何だよ。写真を撮る人って、そんなダサイことがしたいのか。」 いじめっ子の中でも一番体の大きい子がそう言うと、周りの子達もはやしたてる様に言う。 「そうだ!そうだ!お前ダサイんだよ。」 僕のオロオロした態度になぜか腹を立てたのか、彼らはまたも無茶苦茶なことを言ってくる。 すると、突然僕の前にかわいらしい二重の目を吊り上げた小さな少女の体が現れた。
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