♪オーディション♪

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♪~♪~♪~♪ 「すみません~」 「え?」 駅で切符を買っていた私は、急に後ろから声をかけられ、びっくりして振り向いた。 目の前には、見知らぬ男の人が立っている。 彼は光の加減で金色にも見える色素の薄い髪に、鮮やかな青のカラコンを付けている。 見た目は、私よりちょっと年上だと思う。 端整な顔立ちでカッコイイんだけど、なんか軽そうな感じがする。 「あの……」 私は何故呼び止められたのかわからないまま、困惑した眼差しを彼に向けた。
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