命じられた命令

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美代子は保健室の前につきガラッとドアをあけると髪を一つに束ねてる男先生が花に水をあげていた 「美代子さんきましたか」 美代子は保健室のドアをしめた 「龍神(リュウガミ)染み抜き貸して」 襟について赤色のシミを見せて言った 「血って時間たつととりにくいんだぞ」 この男は龍神 美代子の義理の兄である殺し屋ということも知っている 龍神は元殺し屋である 美代子はベッドに座った 「疲れた…」 龍神はお茶を美代子に差し出した 「まだ続けてるのか?殺し屋」 「当たり前…家族を殺されたんだから… 殺し屋をしていた方が、家族を殺した殺し屋が、探しやすいでしょ? 」 すると美代子の仕事用の携帯がなった 「もしもし………分かったわ」 美代子は電話を切った 「仕事?」 「そう仕事‥行ってくる」 さっきの美代子の雰囲気とは違う 冷たい雰囲気だ… 「授業の事は何とかしといて」 美代子は窓から外に出た 「自分の手をそれ以上汚しちゃ駄目だよ 自分の大切なものが何なのかわからなくなっちゃうよ……」 空にはもう夏の雲がある
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