序章

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「はっはっは!そりゃそうだ」 ローザンは笑いながら少年の話を聞いている。 しばらく少年とローザンは話していたが、ローザンはそろそろ戻らないと、と言って自分の持ち場に戻っていってしまった。 喋り相手が居なくなってしまい、やることが無くなってしまった少年は再び視線を海に戻した。 すると視線を向けた先には、大群の海鳥達が集まっていた。 それは少年が船に乗ってから何度か見た事のある光景だったが、それは何故か前に見た時と違い何か違和感があった。 そしてその違和感と同時にいやな予感が身体中に走った。
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