春語り

5/6
578人が本棚に入れています
本棚に追加
/292ページ
「そっか。んじゃ、まぁそういうわけで、帰るか。」   と、それを策があっさり締めくくった。 この、あっさりとした感じが昔からの策の一つの魅力だった。   「そうだね。ごめんね。突然変なこと聞いちゃって!」   麗もさっきの真剣な顔ではなくいつも見せる笑顔に戻っていた。こんな笑いが溢れる日常、いつまでも続けばいいな。と、道は、いや、みんなは思っていた。
/292ページ

最初のコメントを投稿しよう!