空を見上げて
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女生徒はしゃがみ込んだまま動かない。 好輔は近くによって後ろから声を掛けた。 「大丈夫?」 ビクッと反応を見せ、ゆっくり振り返る。 「………………」 「………………」 目が合うが何も喋らない。 嫌な空気が流れる。 「………大丈夫?」 それに我慢出来ず、もう一度声を掛けた。 「…………………い…」 「え、何?」
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