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それで、花火大会の日は結局告白出来ないまま終わって、こうすけが私の家に泊まって気付いたら朝になってた。
お酒呑んで何をしたか聞いたとき、すごくびっくりした。
そのときだったね。私が初めて……異性として、あなたに好きと言ったのは。
私が泣きながら言った言葉に、こうすけは優しく答えてくれた。
私のことが好き。彼女にしたいって言ってくれた。
すごく嬉しかった。
嬉しすぎて、涙が止まらなかった。
そのあとこうすけに『待ってくれ』と言われ、私は待つことにした。
夏休み、体育祭、文化祭。
どれもが私にとって大切な思い出。
こうすけと一緒にいた、大切な時間。
けど 文化祭が終わってからだ。
私がこうすけを待てなくなったのは。
こうすけを待たなくちゃいけないのに、待てなくなった。
だから距離を置いた。
こうすけに説明しないまま、勝手に。
ごめんなさい、こうすけ。
避けられてると思ってたんだよね?嫌われてると勘違いしたんだよね?
私は、いつもこうすけの事しか考えてないよ。
だって、こうすけが大好きなんだから。
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