歩いていこう

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「いつも無口で、何を考えているかわからない咲。すごく変人ですごく変態な咲。わがままなのに時々謙虚になる咲。国語が出来るのに他がさっぱりな咲。泳げないのに海が好きな咲。 どれも、どの咲も俺は好きなんだ。 夏休みを一緒に過ごして、俺は咲のことをよく知れた。学校でも、咲といる時間がとても幸せだった。 咲に避けられてると思ってた二週間、俺はとても辛かった。 とても寂しくて、少し病んでいたかもしれない。 それくらい咲は俺にとって大切な存在なんだ。 本当に、俺は咲が好きなんだ! この気持ちは変わらない。 花火大会のあの日から、ずっと! これからも、この先も。 俺は咲を好きでいつづける。 咲と同じ時間を一緒に過ごす。 いや、過ごしたい。 だから咲…こんな俺で良かったら お前の彼氏に、恋人にしてほしい。 咲、俺と付き合ってくれ!」 恥ずかしそうに微笑みながら、こうすけはそう言った。 確かに、そう言った。
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