この空を、二人で

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「よっ…と」 少し衝撃が強かったがなんとか受け取り、受け取ったバックを隣に置いた。 「ありがとー…」 そう言って咲は一人遊具で遊びはじめた。 滑り台を何度も滑ったり、登り棒を登っては戻り登っては戻り、すごく楽しそうに咲は遊んでいた。 なんか…あれだな、公園で遊んでいる子供を見る母親はこんな気分なんだろうな。 「ふぅ…楽しかった」 「遊びすぎだ、お前」 結局、咲は1時間近く一人で遊んでいた。 それはそれは、無邪気で楽しそうでしたよ。 見てて思わず微笑んでしまったもん。 「今で17時30分くらいか…そろそろ行く?」 「…あ……あと一つ…やってないことが?」 やってないこと? この大きい遊具の他にあるのは、このベンチとブランコに公衆トイレぐらいだ。 ブランコかな……?
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