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「…カレンちゃんって誠也君の何?」
中庭のベンチに座ると真剣な瞳で愛菜が聞いてくる。
「何って言うか…従兄弟だよ。ただの。愛菜が心配するような関係じゃないよ」
笑いながら答える。
嘘は付きたくないけど、この場合は仕方ないよな。
メイドなんて言ったら余計疑われる。
「そっか…」
愛菜は安心したような笑顔を浮かべている。やっぱり無愛想な女より笑顔が可愛い女だよな。うん。
「愛菜、一応アイツこっち来たばかりで友達とかもいないはずだから、仲良くしてやってくれないか」
愛菜は笑顔で頷いてくれた。
そのあと雑談をして昼休みは終わり無事に一日が過ぎた。
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