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今日は新しい家政婦がやって来る日。
前までいたおばちゃんは父の機嫌を損ねて辞めさせられた。
大方父に色目を使ったんだろう。
そんなことはどうでもいいけど、新しい家政婦遅くねぇか?
約束の時間はとっくに過ぎてる。
親父に待ってろって言われたから待ってるけど。
せっかくの日曜日、どうせなら彼女とデートしていたかった。
そんなことをぼんやり考えていると玄関から来客を知らせるチャイムが鳴り響いた。
「はーい」
玄関のドアを開けると一瞬時間が止まってしまったような感覚に襲われる。
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