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「…誠一さんいますか?」
目の前の女の子が口を開く。同い年ぐらいだろうか…色白で大きな茶色の瞳。綺麗なストレートの黒髪。まるで人形のよう。
…でもどこか会ったことあるような…
「…あの?」
見とれてボケッとしてると女の子が怪訝そうな顔で首を傾げた。
「あ、ごめん。親父?まだ帰って来てないけど」
慌てて答えると女の子は不機嫌そうに言った。
「…私今日からメイドとして働くことになってるんですけど…」
「はっ?」
てっきりオバサンだと思ってたのに…あの親父…どっから見つけてきたんだ。
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