その夜(章サブタイトル:夜間徘徊は危険が一杯)

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シクシク…ステーキをどう聞いたらトンカツになるんだよ… 「ケイゴー!!ちょっと来てー!!」 「はいは~い…用件はなんですか??」 「いやさぁ~、さっき買ってきたばっかりの卵が全滅してるのよねぇ~…なんでかな??」 「なんででしょうねぇ~…」 ついさっき車で駐車場に突っ込んだろうが!! 「っと、言うわけで、卵買ってきて!!」 「えぇ~…なんで俺が…」 母はにっこり笑って 「今月の小遣い欲しくないの??」 「行ってきまーす」 卑怯すぎる!!月3000円の小遣いを人質…いや、金質にするなんて!! 「待って。ケイゴ。お金も持たずにどこ行くの!?」 「あ…」 お金も持たずに何してんだ俺は 「ゴメン、小銭無いし、千円札無いから五千円札もっていって!落とすなよ…」 「わ…わかってるよ。行ってきます」 「はい、行ってらっしゃい」 玄関を出てチャリ……無いんだった!!!! 仕方ない…歩いてスーパー行くか
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