その夜(章サブタイトル:夜間徘徊は危険が一杯)

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か…肩が痛い…あのゴリラは定員だったのか… などとブツブツ言いながら歩いていて、ふと気づくと、あと数メートルでヤンキーパーク (ヤベェ…コッチの道来ちまった…) 戻るか!?いや、そんな時間はさすがに無い… (ええぃ…腹をくくれ!!さっきの不良が居ないと信じて!!) そう信じてヤンキーパークの前を通る… 「兄貴!!居ましたぜ!!アイツですよ!!」 まだ居やがった…… 「アイツが俺の新車(原付)のポポロ君に傷を付けたのか…」 は!?ポポロ君!?ネーミングセンスねぇーな!! じゃなくて、傷!?何のこと!? 「待てやガキ!!」 不良に待てと言われて待つ奴が居るかよ~!! 「待てゴラー!!」 ヤベェ、原付で追って来やがった!! 「ポポロ君に何傷つけとんじゃー!!」 「何のことですか!?そんなネーミングセンスの悪い原付知りませんよ!!」 あ……ヤベェ…今の死亡フラグ…!? 「ネーミングセンスが無いだと…ふ・ざ・け・ん・な・よ・コラー!!!!!!一週間悩んだんじゃー!!!!!」 怒らしてしもうた!!相手原付だし、俺もう無理…走れねぇ…… サヨナラ…僕の命…せめて彼女くらいは作りたかった……
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