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「信号来たよ~・・・ん?これ右?ん、そんで?うん、あ!わかった!」
道案内してもらってるような会話・・・
どこへ行くのかますます興味が沸いてきた
僕に対しての声とはまた違う馴れ馴れしい声・・・
信号が変わると僕も渡る
あの人の会話はまだ止まらない
きっと僕になんて気づきもしないさ
僕は距離を保ちながらあの人の後ろを歩く
駅から15分も歩いている・・・
それでも止まらないあの人の会話は
僕にもかすかに聞こえていた
「・・でしょ!ホントむかついたんだから!・・・うん、あぁーわかるー!」
今一会話の内容まではつかめない・・・
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