日常と非日常

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「…失礼しました」 職員室から出るなり創助が目の前に待ち構えていた。視線を少し右にずらしながら尋ねてくる。 「どうだった?」 どうだった……だと? 「教師に呼び出しくらってどうもこうもあるかよ。能力使ったことに対して厳重注意で…怒られたよ」 苦虫を噛み潰す俺だが、創助はおちょくる様に言う。 「いやあ、人助けしたんだし、誉められるかと思ったんだけどなあ」 ぬけぬけとコイツは…。 教師にしぼられた事もあり、創助には怒りの捌け口になってもらう事にした。
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