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しかし、彼は今の在り方を決して悲観してはいない。
この道自体彼が選んだ道であり、死によって人は真に救済されると信じているからだ。
そして一人でも多く救うため、できれば大会などには出たくないという思いがあったが、彼は性格上押しに弱い。
とっさの一言には、いちいち返答の言葉選びにかなりの時間を要するし、その性格と弱々しい外見で、ナメられる━━といった事も多々あった。
彼が変わったのは安楽死によって人を救う事を決意してからだ。
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