朗報と危険

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「はぁ~~。結局ダメだったなぁ…」 上級生に掛け合ってみたものの、またもやチームに入っており、連れ出すことはできなかった。 それで今は仕方なく昇降口まで来ている。 「まぁ、しょうがないって。大会は諦めよう。な?」 ロッカーから靴を取り出していると、創助が俺の肩を諭すように叩きながらそう言ってきた。 「お前は出たくないからってそんなこといって…絶対見つけやっから、そんときゃ快く観念しろ。」 「あぁいーぜ。つーか、そんなん言いながらもう学校でるとこだぞ?」 創助はニヤニヤしている。腹立つ。
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