朗報と危険

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「く……」 たしかに学校をでれば街中をしらみ潰しに探すしかない。 だが、街中で知らない奴にいきなり話し掛けて「あなた能力者ですか?チームに入って下さい」なんて言えるほどのフレンドリーさは持ち合わせてなどいない。 それ以前に能力者自体見つかるかどうか怪しいもんだ。 靴を履いてロッカーに背を向けて歩き出す。さてどうしたもんか……。 そんなとき、不意に後ろから女の人の声がした。
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