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あぁ、そうか。自分はもうこの少年のように若くはないんだな。
そう思いながら割れた卵、溶けたバター、潰れた牛乳パック、傷んだ野菜、異臭のする魚の入った破けた袋を眺めた。
私にはもう買い物に行って持ち帰るほどの体力はないのか…。
そう言えば店をでてからもう2時間も経つんだな。
私は
「悪いけど、お遣いを頼んでいいかな。」
と笑いながら少年に言った。
少年は安堵したかのような表情を見せ、そのあとににこりと笑い歯切れのいい声で
「はい。」
と言った。
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