序章

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「もうこんな時間か。遅くまで引き止めちゃってごめんなさいね。親御さんは大丈夫?」 そう聞くと 「全然平気だよ!俺には……から…」 少年は珍しく歯切れの悪い物の言い方をした。 「なんだい?」 「なんでもないっ。じゃ、ごちそうさま。」 そう言い残し、少年は去って行ってしまった。 …また、名前を聞くのを忘れちゃったな。
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