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眩しいくらいの太陽
いつもと変わらぬ光でこの世界を照らす
どんな場所にでも届いてしまいそうな
強い光
僕はソレが憎かった
眩しくて 眩しくて
見上げることも出来なくて
届きそうで届かない
光でもあったから
いくら街を照らしても
いくら穏やかな温もりを降り注いでも
僕には
僕の立つ この場所にはけして届かないからだ…
そんな外の世界を
透き通るほど透明な窓越しに眺めては
ほの暗い部屋へと視線を戻す
僕は 今日もひとりなのだと
思い知らしめるような
まるで
深い 深い 海の底にでもいるようで
上手く息が出来なくなる
そんな 空間で
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